オリオン歯科医院 西白井本院です。
本日は「歯肉炎と歯槽膿漏の差」についてお話しします。

 

まず歯周病の進行の仕方を把握しましょう。

①歯肉炎(歯茎が腫れて赤くなるなど)
②軽度歯周炎(歯茎から出血するなど)
③中度歯周炎(歯茎から膿が出るなど)
④重度歯周炎(歯がぐらつくなど)

まずは歯肉炎からスタートし、歯周炎へとエスカレートしていきます。
※上記のような進行段階で分類することはできるものの、全て一括りに「歯周病」と呼ぶのが普通です。

 

では、歯槽膿漏とはどのようなものなのでしょうか。
実は、「歯槽膿漏=歯周病の以前の名称」であり、今では歯周病と同一のものであると考えるのが一般的になっています。特に若い方の場合、「歯槽膿漏」という言葉は知っていても、実際に聞いたことはあまりないのではないでしょうか。

ただ、「歯槽膿漏」は、「歯を支持する役目を持つ、『歯槽』骨(アゴの骨)から『膿』が『漏』れる」とも読み取ることができます。そのため上記の③~④のことを歯槽膿漏と言う、という見方もあります。

ですが、いずれにしても現在は「歯槽膿漏=歯周病」とみなされていますし、歯槽膿漏と言っても通じないかもしれません。

 

○ここまでのまとめ

歯槽膿漏:歯肉炎~重度歯周炎(①~④)までの状態全般を指す病名
歯肉炎:歯槽膿漏の初期段階

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。

 

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