昨日、歯科医師として宮城県へ被災地でのお手伝いに行ってまいりました。

東北へ向かう車の多くは支援物資を積んだ大きなトラック、警察、消防、自衛隊車両などで東京とを結ぶ大動脈は深夜にも関わらず、たくさんの車のライトで照明の落とされた高速道路は明るく照らされていました。

私は宮城県石巻市中心部から沿岸部にかけてお手伝いをさせてもらいました。石巻市は何度も訪れたことのある町ですが、11日当日は駅付近でも1階天井付近まで水が入り込み、避難した体育館の壇上でも水に侵されてしまったそうです。沿岸部にいたっては3週間が経過した今でも完全に水が引かず今だに通行止めの道路も多く存在します。道端には重なり合った車、船、瓦礫などありとあらゆるものが散乱しています。被災者の心情を考えると言葉になりません。

短い滞在でしたができるだけの事をさせていただきました。現在、宮城県を含めた被災地にはたくさんのボランティアたちが入り懸命にお手伝いをしております。ただ被災者の方々は今だけではなくこれからの事にも大きな不安をいだいております。私たちも今だけではなく長期にわたり被災者の方々を支援していかなければならないと強く感じました。

 

(医)櫻雅会 オリオン歯科 理事長 櫻田雅彦