1.親知らずで悩んでいませんか?

 

 

親知らずに関する悩みを抱えている方は少なくありません。「親知らず」とは、第三大臼歯とも呼ばれ、上下左右の奥歯に生える永久歯です。しかし、現代人では顎が小さくなり、親知らずが正常に生えるスペースが足りないことが多いため、様々な問題を引き起こします。

 

 

横向き親知らずとは?

 

親知らずが横向きに生えることは珍しくありません。通常、親知らずはまっすぐに生えることが理想ですが、横向きに埋まってしまったり、手前の歯を押すように生えてくることがあります。この状態を「水平埋伏智歯」と呼びます。
このような親知らずは、次のような問題を引き起こします。

 

1.清掃が難しい
親知らずが横向きに生えることで、歯ブラシが届きにくくなり、食べカスやプラークが溜まりやすくなります。結果として、虫歯や歯周病の原因になります。

2.隣の歯への影響
横向きに生えた親知らずが隣接する第二大臼歯を圧迫することで、隣の歯が溶かされる「吸収現象」が起きることがあります。この場合、親知らずだけでなく健康な歯も失うリスクがあります。

3.口腔全体の問題
横向きの親知らずが歯列に影響を与え、歯並びの乱れを引き起こすこともあります。特に矯正治療後の方にとっては、歯列が再度乱れるリスクが高まります。

 

 

放置するとどうなる?

 

横向き親知らずを放置することで、思いがけないトラブルが発生する可能性があります。

 

1.虫歯のリスク

親知らずは最も奥に位置するため、清掃が難しく、虫歯になりやすい環境です。虫歯が進行すると痛みや炎症が起き、治療が難しくなる場合があります。さらに、親知らずだけでなく隣接する第二大臼歯にも影響を及ぼす可能性があります。

2.歯並びの乱れ

横向き親知らずが隣接する歯を押し出すことで、全体の歯列が乱れることがあります。これにより、噛み合わせが悪くなるだけでなく、審美的な問題も引き起こします。

3.智歯周囲炎の発生

親知らず周囲の歯茎に炎症が起こる「智歯周囲炎」は、腫れや痛みだけでなく、場合によっては顔全体が腫れることもあります。放置すればさらに深刻な感染症を引き起こすことがあります。

4.全身への影響

親知らず周辺の感染が広がると、顎や首、場合によっては全身へ細菌が侵入することがあります。このような状態は命に関わるリスクがあるため、早めの対応が必要です。

 

 

なぜ抜歯が必要なのか?

 

親知らずの抜歯は、多くの患者様が不安に感じる処置ですが、健康な歯を守り、口腔環境を改善するためには重要な選択です。

 

1.健康な歯を守るため

横向き親知らずが原因で、隣接する歯や歯茎に悪影響を与える場合、親知らずを抜歯することで、他の歯を守ることができます。特に第二大臼歯への負担を軽減するためには、早期の対応が鍵となります。

2.トラブルを未然に防ぐ

親知らずが引き起こす問題は、症状が出る前に対応することで回避できます。痛みや腫れが発生してからでは、治療が複雑化する可能性があるため、事前に抜歯を行うことでリスクを減らします。

3.若い時期に抜くメリット

抜歯は骨が柔らかい20代のうちに行うことが理想的です。この時期であれば、傷の治りが早く、術後の回復がスムーズです。年齢が上がるほど抜歯が難しくなるケースも多いため、早めの処置をおすすめします。

 

 

2.横向き親知らずが引き起こすトラブル

 

 

親知らずはその名の通り、親が気づかないうちに生えてくることが多い歯ですが、その影響は思いのほか大きいものです。特に横向きに生えた親知らずは、周囲の歯や口腔環境にさまざまな問題を引き起こします。本項では、横向き親知らずが引き起こす代表的なトラブルについて解説します。

 

 

歯並びの悪化

 

横向き親知らずは、正常な方向に生えるスペースが不足することから、隣の歯を押すような力をかけてしまいます。この力が継続的に加わることで、以下のような影響が現れます。

 

1.歯列の乱れ
親知らずが隣接する第二大臼歯を押し出すことで、歯列全体が徐々に乱れる可能性があります。特に前歯が狭いスペースに押し込まれることで、見た目の歯並びに変化が生じることがあります。これは矯正治療が終了した方にとっても大きな問題です。

2.噛み合わせの不調
歯列が乱れることで上下の噛み合わせが悪くなる場合があります。これにより、顎に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まることも。

3.矯正治療の再検討が必要になる場合も
既に矯正治療を受けた方が横向き親知らずを放置すると、せっかく整えた歯並びが再び乱れる可能性があります。そのため、矯正治療前後で親知らずの状態を確認することが重要です。

 

 

虫歯や歯周病の原因

 

横向き親知らずは、最奥に位置するため清掃が難しい特徴があります。この特性が虫歯や歯周病のリスクを高めます。

 

1.磨き残しの増加
親知らずが横向きに生えている場合、歯ブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)が蓄積しやすい状況を作ります。また、隣接する第二大臼歯との間に隙間が生じ、食べカスが溜まりやすくなることで、虫歯が進行する可能性が高まります。

2.隣の歯への影響
親知らずが原因で隣の歯も虫歯になるケースがあります。特に親知らずが第二大臼歯の根を押し続けることで、根の吸収や虫歯の進行を引き起こすリスクがあります。

3.歯周病のリスク
親知らず周辺の歯茎が腫れ、炎症を起こしやすい状態になります。このような状況が慢性化すると、歯周ポケットが深くなり、歯周病へと進行します。歯周病が進行すると、顎の骨が溶けることもあるため早期対応が必要です。

 

 

智歯周囲炎のリスク

 

智歯周囲炎(ちししゅういえん)は、親知らずの周囲に起きる炎症で、特に横向き親知らずに関連して発症することが多い疾患です。この炎症は次のような症状を引き起こします。

 

1.歯茎の腫れと痛み
智歯周囲炎の初期症状として、親知らずの周囲の歯茎が赤く腫れ、触れると痛みを感じることがあります。この痛みは次第に強くなり、食事や会話が困難になる場合もあります。

2.口の開閉がしにくくなる
炎症が進行すると、顎の筋肉や関節にも影響を及ぼし、口を開けにくくなることがあります。これは日常生活に支障をきたすだけでなく、炎症が重篤化しているサインでもあります。

3.全身への影響
智歯周囲炎が重症化すると、炎症が喉や首に広がることがあります。このような場合、発熱や全身の倦怠感が見られることもあります。早急な治療が必要な状態です。

 

 

3.放置するデメリット

 

 

親知らずは、症状がないからといって放置するのは非常に危険です。特に横向きや埋伏している親知らずは、目に見えないところで深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。ここでは、親知らずを放置することで起こり得る主なデメリットについて解説します。

 

 

健康な歯が危険にさらされる理由

 

親知らずが正しく生えていない場合、隣接する歯に大きな負担を与えることがあります。これは、特に親知らずが横向きに生えている場合に顕著です。

 

1.隣接する歯が溶けるリスク
親知らずが第二大臼歯に接触すると、長期間にわたり圧力がかかり、歯根が溶けてしまう「吸収現象」が起きることがあります。この現象が進行すると、隣接する健康な歯も抜歯が必要になる場合があります。

2.隣の歯の虫歯リスクが増加
親知らずと隣の歯の間に汚れが溜まりやすくなり、磨き残しによって虫歯が発生するリスクが高まります。一度虫歯になった歯は治療が難しいため、早期に親知らずを処置することが重要です。

3.全体の噛み合わせの悪化
隣の歯がダメージを受けると、噛み合わせ全体に影響が及びます。これにより、他の歯や顎関節に負担がかかり、さらなるトラブルを引き起こすことがあります。

 

 

全身への影響

 

親知らずを放置することで、口腔内の問題が全身に波及することがあります。

 

1.細菌の拡散
親知らず周辺で感染が起こると、細菌が血流を通じて全身に広がることがあります。これにより、喉や首のリンパ節が腫れ、さらには心臓や腎臓といった重要な臓器にも影響を及ぼす可能性があります。

2.喉や首の炎症
親知らずが引き起こす智歯周囲炎が重症化すると、顎や喉、さらには首にまで炎症が広がることがあります。これにより、喉の痛みや腫れが生じ、場合によっては呼吸が困難になるケースも。

3.免疫力の低下
感染が慢性化することで体全体の免疫力が低下し、他の病気にかかりやすくなるリスクも高まります。特に抵抗力が落ちている時期には、親知らずを放置することが命に関わる危険性を伴います。

 

 

「大丈夫」が命取りになる場合も

 

親知らずのトラブルは、初期の段階では無症状のことが多いです。そのため、「痛みがないから大丈夫」と油断してしまう方も多いですが、放置することで深刻な問題に発展する可能性があります。

 

1.無症状でも進行するリスク
親知らずが痛みを伴わない場合でも、隣の歯を溶かしていたり、周囲に細菌が広がっていたりすることがあります。CTスキャンなどで確認しない限り、問題の進行を見逃すことがあるため注意が必要です。

2.突然の激痛や腫れ
親知らずが原因で急に腫れや痛みが生じるケースがあります。こうした症状が出た場合には、緊急処置が必要となることが多く、治療も複雑化する可能性があります。

3.全身への重篤な影響
最悪の場合、細菌が全身に広がり、敗血症や気道閉塞といった命に関わる状態を引き起こすこともあります。これらのリスクを防ぐためにも、症状がない段階で適切な診断と治療を受けることが重要です。

 

 

4.当院が選ばれる理由

 

 

親知らずの抜歯は、特に横向きや埋伏したケースにおいて、多くの方にとって不安を伴う治療のひとつです。当院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、豊富な経験、最先端の設備、そして患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な対応を提供しています。以下では、当院が選ばれる3つの理由についてご紹介します。

 

 

親知らず抜歯の安心を支える経験

 

当院では、多くの親知らず抜歯を手がけてきた実績があります。特に難しい症例にも対応できる技術と経験を持つ医師が治療を担当します。

 

1.豊富な症例数
親知らずの抜歯は症例によって難易度が異なります。当院では、水平埋伏智歯(横向きに埋まった親知らず)や根が複雑に絡み合ったケースなど、多様な症例に対応してきました。この経験があるからこそ、患者様一人ひとりの状態に最適な治療が可能です。

2.専門的な技術
難しいケースでも安全に抜歯するためには、高度な技術が求められます。当院では、専門的な知識と確かな技術で、親知らず抜歯に伴う痛みやリスクを最小限に抑える治療を提供しています。

3.術前カウンセリングの徹底
患者様の不安を取り除くため、治療前にしっかりとカウンセリングを行います。抜歯の必要性や手術の流れ、術後のケアについて丁寧に説明し、納得いただいた上で治療を進めます。

 

 

最先端の設備

 

親知らず抜歯の成功には、事前の精密な診断が欠かせません。当院では、最新の設備を導入し、安全で確実な治療を実現しています。

 

1.CTスキャンによる精密診断
CTスキャンを使用することで、親知らずの位置や形状、神経や血管との関係を三次元的に把握することが可能です。これにより、抜歯時のリスクを事前に予測し、安全な治療計画を立てることができます。

2.清潔で安全な環境
治療器具の滅菌や診療室の衛生管理を徹底し、感染リスクを最小限に抑えた環境を整えています。患者様にとって安心・安全な治療を提供するための取り組みを日々実施しています。

3.無痛治療への取り組み
表面麻酔や最新の麻酔技術を駆使し、患者様が治療中に痛みを感じにくい環境を作っています。リラックスした状態で治療を受けられるよう、細やかな配慮を行っています。

 

 

患者様への丁寧な対応

 

当院では、患者様の不安や疑問に寄り添う姿勢を大切にしています。初診時から術後のフォローアップまで、安心して治療を受けられるようサポートを提供します。

 

1.親身なコミュニケーション
患者様一人ひとりの状態や不安にしっかり耳を傾け、適切なアドバイスを行います。どのような些細な質問でも丁寧にお答えし、患者様の気持ちに寄り添った対応を心がけています。

2.術後フォローの充実
抜歯後の痛みや腫れ、日常生活での不安に対して、丁寧なフォローアップを行います。必要に応じてお薬を処方し、回復がスムーズに進むようサポートします。

3.リラックスできる診療環境
治療に対する緊張を和らげるため、明るく落ち着いた診療室をご用意しています。スタッフ全員が患者様の安心を第一に考え、気持ち良く通院いただける環境作りを心がけています。

 

 

5.横向き親知らずの治療の流れ

 

 

親知らずの抜歯に不安を抱える方は多いですが、治療の流れを事前に理解しておくことで、安心して治療に臨むことができます。当院では、診察・診断から抜歯手術、術後ケアまで一貫して丁寧に対応し、患者様が快適に治療を受けられる環境を整えています。ここでは、横向き親知らずの治療の具体的な流れを解説します。

 

 

診察・診断のステップ

 

親知らずの状態を正確に把握し、最適な治療計画を立てるためには、診察・診断が欠かせません。当院では以下の手順で診断を行います。

 

1.カウンセリング
初診時には、患者様の症状や悩みを丁寧にヒアリングします。痛みの有無や過去の歯科治療経験、生活習慣などをお伺いし、治療に向けた不安や疑問にもお答えします。

2.口腔内の診察
歯科医師が直接口腔内を診察し、親知らずの生え方や隣接する歯への影響を確認します。これにより、問題の箇所や症状の進行具合を把握します。

3.CTスキャンによる精密診断
横向き親知らずの場合、神経や血管との位置関係を三次元的に把握するため、CTスキャンを用いた精密検査を行います。これにより、安全な抜歯の計画を立てることが可能になります。

4.治療計画の説明
診断結果に基づき、親知らずの状態や抜歯の必要性、手術の流れを詳しく説明します。患者様に納得していただいた上で、治療を進めます。

 

 

抜歯手術のプロセス

 

横向き親知らずの抜歯は、難易度が高い場合もありますが、専門的な技術と適切な設備があれば、安全に進めることができます。

 

1.麻酔の実施
表面麻酔と局所麻酔を使用し、痛みを最小限に抑えた状態で手術を行います。麻酔がしっかり効いていることを確認してから手術を開始します。

2.歯肉の切開と骨の削除
親知らずが歯茎や骨に埋まっている場合、歯肉を切開して骨の一部を削る必要があります。この処置により、親知らずを安全に取り除ける状態を作ります。

3.歯の分割と摘出
横向き親知らずは一度に抜けない場合が多いため、専用の器具で歯を分割し、少しずつ取り除いていきます。これにより、周囲の神経や血管への負担を軽減します。

4.傷口の縫合
抜歯後、傷口を清潔に保つために縫合を行います。この処置により、術後の出血を抑え、治癒を促進します。

5.術後の説明
手術後の過ごし方や注意点、処方された薬の使用方法について詳しく説明します。不安や疑問があれば、その場でしっかりお答えします。

 

 

術後のケアとフォローアップ

 

抜歯後のケアは、治癒をスムーズに進めるために非常に重要です。当院では、術後も安心して過ごしていただけるよう、以下のサポートを行っています。

 

1.痛みや腫れへの対策
術後2~3日間は痛みや腫れが生じることがあります。これに備え、痛み止めや抗生物質を処方し、症状を緩和する方法をお伝えします。冷やすタイミングや期間についてもアドバイスします。

2.日常生活での注意点
術後は激しい運動やアルコール摂取を避けることが推奨されます。また、食事や歯磨きについても注意が必要です。柔らかい食べ物を摂取し、抜歯部位を避けて優しく磨くよう指導します。

3.経過観察と抜糸
手術後1週間から10日程度で再診を行い、経過を確認します。縫合した糸を抜糸し、傷口が順調に治っているかをチェックします。必要に応じて、追加のケアやアドバイスを行います。

 

 

6.横向き親知らずの抜歯が怖い方へ

 

 

親知らずの抜歯、とりわけ横向きに埋まった親知らずの抜歯は、多くの方にとって不安が伴う治療のひとつです。「痛みがひどいのでは?」「術後のトラブルが心配」といった声をよく耳にしますが、当院では患者様の負担を最小限に抑え、安心して治療を受けていただけるよう、最新の技術と徹底した安全対策を採用しています。ここでは、痛みを軽減し、不安を取り除くための当院の取り組みについてご紹介します。

 

 

痛みを最小限にする技術

 

抜歯に対する最大の懸念のひとつが「痛み」です。当院では、患者様ができるだけ痛みを感じることなく治療を受けられるよう、さまざまな方法を採用しています。

 

1.表面麻酔の使用
治療を始める前に、歯茎に表面麻酔を塗布します。この麻酔は針を刺す際の痛みを大幅に軽減し、患者様がリラックスした状態で治療を受けられるようにします。

2.湿潤麻酔で局所の痛みを遮断
表面麻酔の後に、歯茎や神経に働きかける局所麻酔を行います。当院では、注射針の太さや麻酔薬の注入速度にも配慮し、できる限り痛みを感じないよう丁寧に進めます。湿潤麻酔は、神経に直接作用するため、治療中の痛みをしっかりと遮断します。

3.術後の痛みを軽減する処方
抜歯後の痛みを最小限に抑えるため、適切な鎮痛剤を処方します。さらに、痛みが出やすい時期や症状に応じて冷却方法などをお伝えし、術後の快適な回復をサポートします。

 

 

リスクを軽減する安全対策

 

親知らずの抜歯では、神経や血管の位置を正確に把握することが重要です。当院では、治療に伴うリスクを徹底的に減らすための安全対策を行っています。

 

1.CTスキャンによる精密診断
CTスキャンを用いることで、親知らずの位置や角度、周囲の神経や血管の配置を三次元的に把握します。この情報をもとに、最適な治療計画を立てることで、神経損傷や出血といったリスクを最小限に抑えます。

2.最先端の器具を使用
当院では、最新の歯科用器具を使用し、患者様への負担を軽減しています。例えば、超音波デバイスを用いて骨を削る際の振動や熱を最小限に抑え、より安全で正確な抜歯を実現しています。

3.合併症を未然に防ぐ準備
治療前に患者様の健康状態や既往歴をしっかりと確認し、感染症や炎症が起きにくいよう万全の体制で治療に臨みます。必要に応じて、抗生物質や炎症を抑える薬を処方します。

 

 

不安を解消するための相談体制

 

治療に対する不安を取り除くためには、患者様との信頼関係が何よりも大切です。当院では、初診時から術後のフォローまで、患者様に寄り添った対応を心がけています。

 

1.治療内容の丁寧な説明
抜歯が必要な理由、治療の流れ、術後のケアについて、わかりやすい言葉で丁寧に説明します。患者様が不安を感じる点については、しっかりと時間をかけてお答えします。

2.疑問や不安への寄り添い
「どれくらい痛みが続くのか」「術後はどのように過ごせばよいのか」など、どんな小さな疑問にも真摯に対応します。患者様が納得し、安心して治療を受けられるよう努めます。

3.アフターケアの充実
術後に気になる症状や不安がある場合、いつでもご相談いただける体制を整えています。術後の経過観察や追加のアドバイスを通じて、患者様がスムーズに回復できるようサポートします。

 

 

7.横向き親知らずを抜くべき理由

 

 

親知らずは、人によっては生涯問題を起こさずに済むこともありますが、特に横向きに生えている場合、そのまま放置することはさまざまなリスクを伴います。横向き親知らずは、隣接する歯や歯茎、さらには口腔全体に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、横向き親知らずを早期に抜歯すべき理由について詳しく解説します。

 

 

健康な歯を守るために

 

親知らずが横向きに生えると、隣接する第二大臼歯に大きな負担をかけることがあります。放置すると、以下のような問題が生じるリスクが高まります。

 

1.隣の歯が溶ける危険性
横向き親知らずが隣の歯に圧力をかけ続けると、歯根の一部が溶けてしまう「歯根吸収」という現象が起こることがあります。この状態が進行すると、健康だった第二大臼歯が抜歯の対象になる可能性があります。

2.隣接する歯の虫歯リスク
親知らずと第二大臼歯の間は、食べ物が溜まりやすく、歯ブラシも届きにくいため、虫歯が発生しやすい環境です。一度虫歯になると治療が難しく、進行すると隣接する歯全体に悪影響を及ぼします。

3.噛み合わせの悪化
隣の歯への負担が続くことで、歯列全体が乱れることがあります。これにより、噛み合わせが悪くなり、他の歯や顎関節に負担がかかる可能性があります。

 

 

炎症や腫瘍のリスクを回避

 

親知らずを放置することで、口腔内の健康に深刻な影響を与えることがあります。特に、炎症や腫瘍のリスクは無視できません。

 

1.智歯周囲炎の発症
横向き親知らずが周囲の歯茎や骨に炎症を引き起こす智歯周囲炎は、放置すると腫れや激しい痛み、さらには化膿を伴うこともあります。この状態が慢性化すると、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

2.嚢胞の形成
親知らず周辺に液体が溜まる「嚢胞(のうほう)」が形成されることがあります。嚢胞が大きくなると、顎の骨が破壊されることもあり、深刻な外科的処置が必要になる場合があります。

3.腫瘍化の可能性
稀なケースではありますが、親知らずを放置したことで、周辺の組織が腫瘍化することも報告されています。こうしたリスクを避けるためには、早期の抜歯が重要です。

 

 

抜歯は若いうちがベスト

 

親知らずの抜歯は、年齢が若いほどリスクが低く、回復が早い傾向があります。特に20代のうちに抜歯することが推奨される理由を以下に挙げます。

 

1.骨が柔らかい20代は治癒が早い
若い時期は顎の骨が柔らかく、親知らずが骨に癒着していないため、抜歯が比較的スムーズに行えます。また、傷の治りが早く、術後の痛みや腫れも軽減される傾向があります。

2.大きなトラブルを未然に防ぐ
親知らずが原因で発生する虫歯や歯周病、炎症などのトラブルを防ぐには、早期の対応が最善です。症状が出る前に抜歯を行うことで、健康な歯や歯茎を守ることができます。

3.成長期の骨格に適応した治療が可能
20代は顎の成長が安定している時期でもあるため、抜歯後の噛み合わせや歯列への影響が少なくなります。また、この時期に抜歯を行うことで、将来的な矯正治療の効果をより高めることが期待されます。

 

 

8.よくある質問

 

 

親知らずの抜歯は、特に初めての方にとってさまざまな不安や疑問が伴うものです。「痛みがない場合はどうすればいいの?」「抜歯後の生活はどうなるの?」など、よくある質問について、当院がしっかりとお答えします。これらを通じて、患者様が安心して治療を受けられるようサポートいたします。

 

 

「痛みがないけど抜いたほうがいい?」

 

親知らずに痛みや腫れがない場合でも、抜歯を検討すべきケースがあります。その理由を以下に説明します。

 

1.親知らずが横向きや埋伏している場合
横向きや埋伏している親知らずは、隣の歯や歯茎に負担をかけやすく、症状が現れなくても徐々に問題を引き起こす可能性があります。例えば、隣の歯に虫歯ができたり、歯列が乱れる原因になることがあります。

2.清掃が難しい環境の悪化
痛みがなくても、親知らず周辺は歯ブラシが届きにくく、食べ物の残りや歯垢が溜まりやすい場所です。その結果、隣接する歯や歯茎が炎症を起こしやすくなります。

3.症状が出る前の早期対応が重要
親知らずによるトラブルが症状として現れる頃には、状態が悪化していることが多いです。早めの抜歯は、将来的な問題を未然に防ぐために最善の選択肢となります。

 

 

「抜歯後の生活への影響は?」

 

親知らずを抜歯した後の生活や注意点について、多くの方が不安に思われるポイントを解説します。

 

1.回復期間
抜歯後、傷口が安定するまでには通常1週間ほどかかります。その間、腫れや軽い痛みが生じることがありますが、痛み止めの処方や冷やす方法などをお伝えします。

2.食事の注意
術後は柔らかい食べ物を摂取し、抜歯部位を避けるようにしてください。具体的には、スープやおかゆ、ヨーグルトなどが適しています。固いものや熱いもの、辛いものは避けてください。

3.日常生活での注意点
激しい運動やアルコールの摂取は、術後1~2日は控えてください。また、喫煙は傷の治りを遅らせるため、控えることをおすすめします。

4.口腔ケア
抜歯後は、傷口に直接触れないように注意しつつ、周囲を優しく清掃してください。うがいも強く行わず、歯科医師の指示に従い適切なケアを行いましょう。

 

 

「大学病院を紹介されることもある?」

 

親知らずの抜歯は一般的な歯科医院で行えるケースが多いですが、難症例の場合には大学病院や口腔外科を紹介されることもあります。

 

1.難症例とは?
難症例とは、親知らずが神経や血管に近接している、完全に骨に埋まっている、あるいは感染症が進行している場合などを指します。これらの場合、安全性を最優先に考え、設備が整った施設での処置が推奨されます。

2.当院での対応
当院ではCTスキャンを用いた精密診断を行い、多くの親知らずを安全に抜歯する技術を有しています。しかし、極めて複雑なケースでは、専門の医療機関と連携し、患者様が最善の治療を受けられるようサポートいたします。

3.紹介後も安心のフォローアップ
大学病院や専門機関で抜歯を受けた後も、当院で経過観察や術後ケアを続けていただけます。患者様が安心して治療を完了できるよう、最後までサポートいたします。

 

 

9.当院の患者様第一の治療方針

 

 

親知らずの治療においては、不安を抱える患者様に対してどれだけ寄り添い、安心して治療を受けていただけるかが大切です。当院では、「患者様第一」の理念のもと、丁寧な説明、個々に合わせた診療計画、そして快適な診療環境を提供しています。ここでは、当院が大切にしている3つの治療方針について詳しくご紹介します。

 

 

丁寧な説明と信頼関係の構築

 

歯科治療において、患者様との信頼関係は最も重要です。当院では、治療前のカウンセリングを通じて、患者様の不安や疑問に寄り添う姿勢を大切にしています。

 

1.わかりやすい説明
医療用語を使いすぎず、親知らずの状態や抜歯が必要な理由、治療の流れについて、丁寧かつわかりやすくお伝えします。患者様が納得した上で治療を進めることを最優先としています。

2.質問にしっかり対応
患者様から寄せられる「痛みはどのくらい?」「術後のケアは?」といった疑問に対して、時間をかけて丁寧にお答えします。些細な疑問にも真摯に向き合うことで、安心感を提供します。

3.治療後もサポート
抜歯後の経過観察やケアについても細かくサポートし、術後の不安が軽減されるよう努めています。患者様が「ここで治療を受けて良かった」と思えるような対応を目指しています。

 

 

一人ひとりに合わせた診療

 

親知らずの状態や患者様のライフスタイル、希望は人それぞれ異なります。当院では、患者様一人ひとりに最適な治療プランを提案しています。

 

1.個別の治療計画
CTスキャンを使用して親知らずの状態を正確に診断し、抜歯が必要な場合も、患者様のスケジュールや健康状態に配慮して治療日を調整します。

2.ライフスタイルに配慮
「仕事が忙しい」「抜歯後に長い休みが取れない」といった事情に応じて、治療のタイミングや術後のアドバイスをカスタマイズします。患者様の生活に無理のない治療を心がけています。

3.痛みや負担を最小限に
親知らずの抜歯に対する恐怖心を軽減するため、表面麻酔や湿潤麻酔など、患者様に配慮した技術を採用しています。さらに、術後の痛みや腫れを軽減するためのケアも徹底しています。

 

 

快適な診療環境

 

治療の内容だけでなく、治療を受ける環境も患者様の安心感に大きく影響します。当院では、リラックスして治療を受けていただける環境作りを徹底しています。

 

1.明るく清潔な診療室
診療室は清潔で明るい雰囲気を保ち、患者様が緊張しないように工夫しています。治療器具や設備の衛生管理も徹底しており、安心して治療を受けていただけます。

2.親しみやすいスタッフ
受付から診療まで、全スタッフが患者様に親身に対応します。笑顔でお迎えし、患者様が治療に対する不安を少しでも軽減できるよう心がけています。

3.リラックスできる空間作り
待合室では、リラックスできる椅子や落ち着いた音楽、温かみのある照明を採用しています。また、診療台でも患者様がリラックスして治療に臨めるような配慮を行っています。

 

 

10.親知らずでお悩みの方へ最後のメッセージ

 

 

親知らずは、放置することで思いもよらないトラブルを引き起こすことがあります。症状がない場合でも、将来的な健康リスクを考えると早めの対応が重要です。当院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、無料カウンセリングをはじめとしたサポート体制を整えています。親知らずに関するお悩みを解消し、健康な口腔環境を守るために、一歩踏み出してみませんか?

 

 

まずは無料カウンセリングから

 

親知らずの治療に対する不安を解消する第一歩として、当院では無料カウンセリングを実施しています。

 

1.初診相談の流れ
カウンセリングでは、親知らずの状態や抜歯の必要性、治療の流れについて丁寧に説明します。また、患者様のライフスタイルやスケジュールに合わせた治療計画を提案いたします。

2.費用のご案内
治療にかかる費用についても、明確にお伝えします。健康保険の適用範囲や自己負担額について詳しく説明し、不安や疑問を解消します。

3.質問しやすい環境
親知らずに関するどんな小さな疑問にもお答えします。「抜くべきかどうかわからない」「術後の生活が不安」といったお悩みを気軽にご相談ください。

 

 

健康な口腔環境を守るために

 

親知らずを放置することで、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

 

1.親知らずを放置するリスク
横向きや埋伏している親知らずは、隣接する歯や歯茎に負担をかけ、虫歯や歯周病の原因となることがあります。さらに、智歯周囲炎や嚢胞といった深刻なトラブルに発展することも。

2.将来の健康リスクを未然に防ぐ
親知らずが原因で顎骨や歯列に影響が出る前に、早期の診断と治療を行うことで、健康な歯や口腔環境を守ることができます。

3.精密な診断と治療で安心を提供
当院では、CTスキャンを用いた精密診断と患者様に寄り添った治療計画を実施しています。「抜歯が怖い」「術後が心配」といった不安を軽減し、安全かつ確実な治療を提供いたします。

 

 

一歩踏み出すきっかけに

 

親知らずの問題は、放置することで悪化する場合があります。「まだ大丈夫」と思っていても、トラブルが起きてからでは治療が複雑になることも少なくありません。

 

1.まずは相談から始めましょう
痛みや腫れがない場合でも、親知らずの状態を確認することは健康維持のために重要です。当院では、初診時に詳しい検査とカウンセリングを行い、患者様一人ひとりに最適な治療プランを提案します。

2.前向きな一歩をサポート
親知らずの抜歯に対する不安を軽減するために、スタッフ全員が親身になってサポートします。「悩んだらまずご相談を」という気持ちで、お気軽にお問い合わせください。

3.安心して通える環境
当院では、患者様がリラックスして治療に臨めるよう、明るく清潔な診療室や親しみやすいスタッフが皆様をお迎えします。治療だけでなく、通院自体が安心できる経験となるよう努めています。

 

 

まとめ

親知らずに関するお悩みがある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。放置するリスクを軽減し、健康な口腔環境を維持するための最適な治療をご提案いたします。無料カウンセリングを通じて、親知らずの状態や治療の流れについてしっかりとご理解いただけます。迷っている方も、まずは一歩踏み出してみましょう。私たちが全力でサポートいたします。

 

 

監修:医療法人社団 櫻雅会
   オリオン歯科医院
住所:千葉県白井市大松1丁目22-11
電話番号 ☎:047-491-4618

*監修者
医療法人社団 櫻雅会 オリオン歯科医院
ドクター 櫻田 雅彦
*出身大学
  神奈川歯科大学
略歴
・1993年 神奈川歯科大学 歯学部
     日本大学歯学部大学院博士課程修了 歯学博士
・1997年 オリオン歯科医院開院
・2004年 TFTビル オリオンデンタルオフィス開院
・2005年 オリオン歯科 イオン鎌ヶ谷クリニック開院
・2012年 オリオン歯科 飯田橋ファーストビルクリニック開院
・2012年 オリオン歯科 NBFコモディオ汐留クリニック開院
・2015年 オリオン歯科 アトラスブランズタワー三河島クリニック 開院
*略歴
インディアナ大学 JIP-IU 客員教授
・コロンビア大学歯学部インプラント科 客員教授

・コロンビア大学附属病院インプラントセンター 顧問
ICOI(国際口腔インプラント学会)定医
・アジア太平洋地区副会長
・AIAI(国際口腔インプラント学会)指導医
・UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)インプラントアソシエーションジャパン 理事
・AO(アメリカインプラント学会)インターナショナルメンバー
・AAP(アメリカ歯周病学会)インターナショナルメンバー
・BIOMET 3i インプラントメンター(講師) エクセレントDr.賞受賞
・BioHorizons インプラントメンター(講師)
日本歯科医師会
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会 認定医
ICD 国際歯科学士会日本部会 フェロー
JAID(Japanese Academy for International Dentistry)任理事