
同じ前歯のでこぼこを相談したのに提示額が違うのは、装置の種類と動かす範囲、そして治療期間の見込みが医院ごとに異なるためです。見た目には同じ「軽いガタつき」でも、前歯だけを並べる計画と、奥歯の噛み合わせごと整える計画では、必要な装置も通院回数も変わってきます。
もうひとつ見落とされやすいのが、見積書に並ぶ項目の区切り方です。精密検査料や毎回の調整料を総額に組み込んで提示する考え方もあれば、装置代だけを先に示し、通院のたびに費用が発生する形で案内される場合もあります。
つまり、矯正の費用に違いが生まれる背景には「治療計画そのものの違い」と「金額の見せ方の違い」が重なっています。数字だけを横に並べても比較が成立しないのは、この2つが混ざったまま目に入ってくるからだと言えるでしょう。
安い見積もりに迷いが生じるのは、その金額が「どこまでの治療を指しているのか」が読み取れないからです。提示額が低い場合、動かす歯の本数を限定した計画であることもあれば、後から必要になる処置が別枠になっていることもあります。安さの理由が説明されていれば納得できますが、そこが曖昧だと判断の足場が作れません。
仕事帰りに2院のカウンセリングを回り、手元に残った紙を見比べて決めきれない。そんな状態で迷っている方は少なくありません。金額の大小ではなく、情報の粒度が揃っていないことが迷いの正体です。
比較が止まってしまったときは、どちらの医院に対しても「この金額で終わるのはどの状態まででしょうか」と尋ねてみると、計画の輪郭が見えてきます。質問への答え方そのものが、判断材料のひとつになります。
矯正の見積もりを読む軸は、総額の数字ではなく内訳の構造です。一般に矯正費用は、診断に関わる検査費、装置そのものの費用、通院ごとの処置費、そして歯並びを安定させる保定の段階にかかる費用に分かれます。この4つのうち、どれが提示額に入っていてどれが別計上なのかを確認すると、2院の差が具体的な形で浮かび上がってきます。
金額が低く見えた側に調整料が含まれていなければ、通院回数が増えるほど差は縮まります。反対に、高く見えた側が保定装置まで含んだ総額方式であれば、支払い終わりの時期が明確という利点があります。
白井市や西白井で矯正の相談先を探している段階であれば、見積もりを受け取った時点で項目ごとに線を引き、含まれるものと含まれないものを分けて書き出してみてください。同じ土俵に並べ直すと、自分の歯列にどちらの計画が合うのかという本来の論点に戻ることができます。

矯正の見積もりで最初に出てくる精密検査料と診断料は、歯を動かす設計図を作るための費用です。レントゲン撮影、歯型の採得、口腔内写真、顔貌の記録などを組み合わせ、歯の傾きや歯根の位置、あごの骨格のバランスを数値として把握します。この工程を省くと、装置の種類も期間も推定でしか語れません。
2院で見積額が違うとき、検査項目の数と深さが差になっている場合があります。歯科用CTによる三次元的な把握まで含めるか、平面のレントゲンだけで判断するかで、読み取れる情報量は変わってきます。
診断料は、集めた資料を分析して治療計画に落とし込む作業に対する費用です。「検査料が別で高く感じる」という声もありますが、ここで装置の適応と移動の道筋が決まるため、後の追加費用の発生しやすさにも関わる部分と言えるでしょう。
装置料金は「歯を動かす装置そのものの代金」ですが、どこまでが含まれるかは医院ごとに設計が異なります。前歯のでこぼこを整える場合でも、上下両方の歯列を動かすのか片方だけなのかで、同じ装置名でも金額の前提が変わってきます。
見積もりを比べるときは、装置料金の欄に何が同梱されているかを確認すると違いが見えます。装置の装着時に必要な処置、途中で装置の設計を変更した際の作り直し、治療後の保定装置の代金。これらが装置料金に含まれる医院もあれば、別項目で加算される医院もあります。
金額だけを並べると安く見える見積もりでも、含まれない項目が多ければ最終的な支払い総額は近づくことがあります。内訳の行数が少ない見積もりほど、何が省かれているのかを口頭で確認しておくと判断材料が増えるはずです。
矯正の見積もりで差が出やすいのが、通院ごとにかかる調整料の扱い方です。治療開始時に総額として一括で提示する方式と、来院のたびに処置料を支払う方式があり、前者は最初の提示額が大きく、後者は小さく見えます。見かけの金額差が、この方式の違いだけで生じているケースも少なくありません。
都度方式では、通院回数が増えるほど支払いが積み上がります。治療が長引いた場合に総額がどこまで伸びるのかが読みにくいため、営業職などで通院間隔が不規則になりやすい方は特に、1回あたりの金額と想定される通院回数を一緒に聞いておくと見通しが立ちます。
総額方式でも、どの範囲までが総額に含まれるのかは医院によって違います。治療期間が当初の見込みを超えたとき、追加の調整料が発生するのか据え置きなのか。その条件を確認しておくと、2つの見積もりを同じ土俵に並べて比べられるようになります。

ワイヤー矯正の費用差は、使用するブラケット(歯の表面に付ける小さな装置)の素材と、装置を付ける範囲、そして通院して調整する回数の3つでほぼ決まります。金属製のブラケットに比べ、白や透明の審美性を高めた素材は材料費が上がるため、同じ歯並びでも見積もり額に差が出ることがあります。
歯の裏側に装置を設置する方法では、装置が一人ひとりの歯の形に合わせた特注品になり、調整にも時間を要します。この手間が価格に反映される構造です。
見積もりを比べるときは、提示された金額がどの素材・どの装着位置を前提にしたものかを確認すると、差の理由が見えてきます。素材のグレードが違うものを金額だけで並べても、同じ土俵の比較にはならないという点が、判断を難しくしている一因と言えるでしょう。
マウスピース型矯正装置の費用は、治療計画で作製するアライナー(透明な装置)の枚数に強く連動します。1枚あたりで動かせる歯の移動量には限りがあり、動かす距離が長いほど必要な枚数が増え、製作コストと管理の手間が積み上がっていく仕組みです。
前歯の軽度なでこぼこを整えるだけなら枚数は比較的少なく済みますが、奥歯の位置関係から整える計画になると枚数が大きく変わります。同じ装置名でも、枚数に上限を設けたプランと枚数無制限のプランでは、提示される総額が異なるのが一般的です。
マウスピース矯正の適応は、歯をどの方向にどれだけ動かす必要があるかで判断されます。当院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)に対応しており、診査・診断を踏まえて枚数の見通しも含めてご説明しています。
2院の見積もりが大きく離れている場合、一方が前歯だけの部分矯正、もう一方が奥歯を含めた全体矯正を想定している可能性があります。動かす歯の本数が違えば、装置の量も通院回数も変わるため、総額が二極化するのは自然なことです。
前歯のでこぼこは、見た目の上では前歯だけの問題に見えます。実際には、奥歯の噛み合わせのズレによって前歯が並ぶスペースを失っているケースもあり、その場合は前歯だけを並べても後戻りしやすくなります。どちらの計画を立てるかで、金額も治療後の安定性も変わってきます。
「安い方は手抜きなのでは」と考える方もいらっしゃいますが、必ずしもそうではなく、治療のゴール設定そのものが違うという見方ができます。見積もりを受け取ったら、対象となる歯が何本で、噛み合わせまで含めた計画かを尋ねてみてください。

装置の適応を分ける最初の分岐点は、歯を並べるために必要なすき間がどれだけ足りないかという点です。前歯のでこぼこは、顎の幅に対して歯の並ぶ場所が不足した結果として現れます。この不足量を計測し、歯列を横に広げる、歯の側面をごくわずかに削る、奥歯を後方へ動かすといった方法で確保できる範囲かどうかを検討していきます。
不足量が大きい場合には、小臼歯などの抜歯を含めた計画が候補に挙がります。抜歯を伴うと移動させる距離が長くなり、動かす歯の本数も増えるため、治療期間と装置の設計が変わってきます。見積もり額に差が出る背景には、この移動量の見立ての違いが含まれていることが少なくありません。
「できれば歯を抜きたくない」と感じる方は多いのではないでしょうか。抜歯の要否は好みだけで決められるものではなく、口元の突出感や噛み合わせの安定性まで含めて判断される事項です。計測値を示しながら理由を説明してもらうことで、納得して選べる材料がそろいます。
前歯のでこぼこだけに見えても、上下の顎の位置関係にズレがある場合は、装置の選択肢が絞られることがあります。上下の前歯の重なりが深い、奥歯の噛み合う位置が左右で食い違っている、前歯が噛み合わず隙間が残っているといった状態では、歯を並べるだけでは安定した噛み合わせに到達しません。
こうした症例では、奥歯の垂直的な位置を調整したり、顎間ゴムと呼ばれる補助装置を併用したりする計画が立てられます。マウスピース型矯正装置の適応を判断する際も、こうした三次元的な移動が必要かどうかが大きな判断材料になります。補助装置が増えれば、その分の費用や通院回数が見積もりに反映される場合があります。
見た目の改善だけを目標にすると、治療後に奥歯へ負担が集中し、後戻りが起こりやすくなる可能性があります。噛み合わせまで含めた目標設定をしているかどうかは、提示された治療計画の説明内容から読み取ることができます。
歯を支える骨と歯ぐきの健康状態は、矯正を始められるかどうかを決める土台の条件です。歯は骨の中を少しずつ移動していくため、歯周病による炎症が残っていると、移動に伴って骨の吸収が進んでしまう可能性があります。歯ぐきの出血や歯周ポケットの深さを確認し、炎症が落ち着いてから装置を装着する流れが取られるのが一般的です。
骨の厚みそのものも判断材料になります。前歯を外側へ動かす計画では、歯根が骨の外側に近づきすぎないかを確認する必要があり、歯科用CTを用いて歯根と骨の位置関係を立体的に把握することが役立ちます。当院ではCT撮影装置を備え、こうした三次元的な評価を診断に取り入れています。
当院は重度歯周病の治療にも力を入れており、歯周治療と矯正治療を組み合わせた進め方にも対応しています。矯正前の歯周治療が必要と判断された場合、その費用と期間が別途かかるため、総額を比べる際には前処置の有無まで確認しておくと食い違いが減ります。

ワイヤー矯正の期間を左右する最大の要素は、歯をどれだけの距離、どの方向へ動かす必要があるかという移動量です。前歯のでこぼこを並べるだけなのか、奥歯の位置関係まで含めて整えるのかで、必要な工程数が変わります。動かす距離が長くなるほど、ワイヤーを段階的に交換していく回数も増えていきます。
歯が動くスピードには個人差があり、骨の代謝や歯根の形によっても差が出ます。同じ診断名でも、月ごとの移動量が緩やかな方では、想定より通院回数が積み上がる場合があります。
見積もりに書かれたワイヤー矯正の期間は、こうした条件をもとにした見通しです。調整料が都度発生する方式であれば、期間が延びた分だけ支払総額も動きます。「おおよそ何か月」という表記の下に、何回分の通院を想定しているのかを確認しておくと、金額の増減幅が読めるようになります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)では、1日の装着時間が計画どおりの歯の動きを得られるかどうかを大きく左右します。アライナーは決められた時間を装着して初めて設計どおりの力が歯に加わる仕組みで、装着が不足した日が続くと、予定した位置まで歯が追いつかなくなります。
営業職などで人と話す機会が多い方からは、「食事や打ち合わせのたびに外していたら足りなくなりそう」という不安をよく伺います。実際には外す時間をどう管理するかが鍵で、飲食のたびに外して戻す習慣が定着すれば、必要な装着時間は確保しやすくなります。
装着時間が不足したまま次の段階へ進むと、歯とアライナーの間に浮きが生じ、残りの枚数では目標位置に届かなくなることがあります。この「ズレ」が後述の追加費用の入り口になるため、生活リズムに装着時間を組み込めるかどうかは、装置選びの段階で考えておきたい判断材料と言えるでしょう。
計画と実際の歯の動きにずれが出た場合、再度型取りや撮影を行い、新しい装置を作り直す「追加アライナー」の工程が入ることがあります。この追加分が総額に含まれているのか、別料金なのかは医院によって扱いが分かれる部分で、見積もりの金額差が生まれる要因の1つです。
ワイヤー矯正でも同様に、途中で方針を見直す再診断が必要になるケースがあります。歯の動きを踏まえて目標設定を修正する作業で、再度の検査料が発生する場合もあれば、治療費に含まれている場合もあります。
確認しておきたいのは、追加作製が何回まで費用に含まれるのか、そして含まれなくなる条件は何かという2点です。ここを聞いておくと、提示された金額が「上限に近い額」なのか「最小構成の額」なのかが判別できます。見積もりを並べて比べるとき、この一行の有無が数十万円単位の差として効いてくることがあります。

矯正の見積もりを比べるとき、見落とされやすいのが装置を外した後にかかる費用です。歯を並べ終えた直後の歯は、周囲の組織がまだ新しい位置に馴染んでおらず、元の位置へ戻ろうとする性質があります。これを抑えるために使うのが保定装置で、治療の仕上げではなく歯列を維持するための工程という位置づけになります。
この保定装置の料金が装置代に含まれているのか、外した段階で別途請求されるのかは医院によって扱いが分かれます。保定期間中の来院時に観察料がかかる形式もあり、年単位で続くことを考えると総額への影響は小さくありません。
2院の提示額に差がある場合、片方は保定まで含んだ金額で、もう片方は装置を外すまでの金額という可能性があります。「矯正 費用 違い」が気になったときは、保定装置の本数と保定期間中の通院費用がどちらに入っているかを確認すると、比較の土台がそろいます。
矯正の見積もりは歯を動かす工程の費用であり、動かす前の口腔内を整える治療費は別枠で発生するのが一般的です。装置を付けると歯の表面やすき間が磨きにくくなるため、虫歯や歯ぐきの炎症を残したまま開始すると、治療中に症状が進む可能性があります。
歯を支える骨に炎症が及んでいる状態で力を加えると、歯の動き方が想定とずれたり、支持組織への負担が大きくなったりすることが知られています。当院では歯周病治療にも力を入れており、歯周組織の状態を確認したうえで矯正の進め方を検討しています。
前歯のでこぼこが気になる方では、重なった部分に汚れが溜まり、見えない面に虫歯ができていることもあります。カウンセリング時の概算に、こうした前処置が含まれているかどうかで、実際に支払う総額は変わってきます。
装置のトラブルや途中転院にかかる費用は、契約前に条件を確認しておきたい項目です。マウスピース型矯正装置(インビザライン)では、アライナーを外食時に包んで捨ててしまう、落として割れるといったことが起こり得ます。再作製が無償なのか実費なのか、何回目まで対応されるのかは医院ごとの取り決めによります。
ワイヤー矯正でも、硬いものを噛んでブラケットが外れた際の再装着が調整料に含まれるのか、都度の処置料になるのかで負担感が変わります。営業職などで外出や会食が多い方は、こうした場面が現実的に起こりやすい点を踏まえて聞いておくと安心でしょう。
転勤や引っ越しで通院が続けられなくなった場合の精算方法も、総額払いでは重要になります。未実施分がどう計算されるのか、紹介先への引き継ぎがどうなるのかを、治療開始前に書面で確認しておくと判断材料が増えます。

見積もりを比べる前に聞いておきたいのは、「提示された金額が上限なのか、それとも条件によって増えるのか」という一点です。同じ金額が書かれていても、装置料にその後の処置がすべて含まれる方式と、通院ごとに調整料が加算される方式では、終わってみたときの支払総額が変わってきます。
追加費用が生じる条件も、言葉にして確認しておくと差がはっきりします。治療計画どおりに歯が動かず装置を作り直す場合、予定より通院回数が増えた場合、装置が壊れた場合など、場面ごとに「かかる・かからない」を答えてもらう形が分かりやすいでしょう。
金額の話は切り出しにくいと感じる方もいらっしゃいますが、矯正は年単位で付き合う治療です。見積書を手元に置き、「この金額を超える可能性があるのはどんなときですか」と尋ねるだけで、費用設計の考え方が具体的に見えてきます。
装置と期間の根拠を、レントゲンや模型などの資料を示しながら説明してもらえるかどうかは、見積もりの信頼性を測る実質的な手がかりになります。前歯のでこぼこは口の中を見ただけでも分かりますが、歯根の傾きや顎の骨の幅は、画像を確認しなければ判断できません。
当院では歯科用CTやデジタルX線撮影装置を用いた診査を行い、カウンセリングルームで資料をご覧いただきながら治療の見通しをお伝えしています。なぜその装置なのか、なぜその期間なのかを画像と結び付けて聞けると、金額の内訳が「言い値」ではなく診断の結果として理解できるようになります。
説明を受ける際は、提案された方法以外の選択肢についても触れてもらえるかを見ておくと判断材料が増えます。採用しなかった案の理由まで聞けると、自分の歯列が何を基準に評価されたのかがつかめます。
矯正相談では装置を外した後の体制まで質問しておくと、医院ごとの方針の違いが見えてきます。歯並びは動かして終わりではなく、保定装置を使いながら安定するのを待つ期間が続きます。その期間に誰がどの頻度で確認するのかは、費用にも通いやすさにも関わってきます。
確認したいのは、保定中の受診間隔、虫歯や歯ぐきのチェックを同じ医院で受けられるか、担当者が変わらず経過を追ってもらえるかといった点です。当院では担当歯科衛生士制を取り入れ、むし歯治療から歯周病治療、予防治療まで同じ院内で対応しています。
営業職で外回りが多い方など、通院スケジュールが読みにくい生活を送っている方ほど、この部分の確認が後の負担を左右します。保定期間の管理方法を先に聞いておくと、治療全体にかかる時間と費用の輪郭が描きやすくなるでしょう。

矯正の費用と仕上がりは、単純な比例関係にはありません。金額を左右しているのは主に、使う装置の種類、動かす歯の本数、想定される治療期間、そして調整料を総額に含めているかどうかという設計上の違いです。前歯のでこぼこだけを整えたい場合と、噛み合わせ全体を作り直す場合とでは、必要な工程そのものが変わります。
そのため、金額だけを並べて「高い方が安心」と判断しても、比較の軸がそろっていないことになります。見るべきなのは、提示された計画がご自身の歯列の状態に対して必要十分かどうかという点です。
仕上がりを決めるのは、診査・診断の精度と、計画どおりに歯が動いているかを確認しながら進める過程だと考えられます。カウンセリングで「なぜこの装置を選ぶのか」の理由が説明されたかどうかを思い出してみると、2院の違いが見えてくることがあります。
矯正治療の費用は一括での支払いに限られるわけではなく、分割での支払い方法を用意している歯科医院が多くあります。取り扱いの有無や回数、手数料の扱いは医院ごとに異なるため、見積もりを受け取った段階で支払い方法まで含めて確認しておくと、総額の印象が変わる場合があります。
医療費控除については、噛み合わせの改善など機能面の回復を目的とした矯正は対象として扱われることがあります。一方、見た目の改善のみを目的とする場合は対象外と判断されることもあり、最終的な判断は税務署が行います。
働きながら通う方にとっては、月々どれくらいの負担になるのかという感覚の方が、総額よりも現実的な判断材料になるのではないでしょうか。支払い開始の時期が装置装着時なのか契約時なのかによっても資金計画は変わるため、そこまで聞いておくと比較がしやすくなります。
他院で受け取った見積もりを持参して相談すること自体は、何ら問題のない行為です。矯正は年単位の付き合いになる治療であり、提示された内容を理解したうえで決めたいという姿勢は、むしろ治療の途中で生じる認識のずれを防ぐことにつながります。
気まずさを感じて黙ってしまうと、同じ条件での比較ができず、結局どちらも決めきれないまま時間だけが過ぎてしまうことがあります。「この項目は何を指すのか」「追加費用はどこで発生するのか」と具体的に尋ねる形にすれば、角を立てずに疑問を解消できます。
当院では診査・診断の内容をお伝えし、患者様がご納得されたうえで治療を選んでいただくことを大切にしています。セカンドオピニオンのご相談にも対応しており、現在検討中の計画について、別の視点から歯列や噛み合わせの状態を確認することが可能です。

見た目のでこぼこだけでは、歯を動かせる範囲は判断できません。レントゲンや歯科用CTで確認するのは、歯ぐきに隠れた歯根の長さと向き、そして歯を支える骨の厚みです。前歯は特に骨の壁が薄い部位で、唇側の骨がどれだけ残っているかによって、前方に動かせる限界が変わってきます。
当院では歯科用CTを用いた三次元的な評価を行っており、平面のレントゲンでは重なって見えにくい歯根の位置関係も把握できます。歯根が隣の歯に近接しているか、傾きが大きいかによって、同じ「前歯のでこぼこ」でも必要な処置が変わります。
この段階で、親知らずの有無や位置、歯根の先端に炎症がないかも併せて確認します。矯正中に動かした歯の周囲でトラブルが起きないよう、出発点の状態を数値と画像で押さえておく意味があります。
装置の選択と治療期間は、検査データを分析して診断がまとまった段階で初めて具体的な形になります。模型や口腔内写真、画像所見を組み合わせ、どの歯をどの方向へどれだけ動かすかを設計していく作業です。移動量が計算できると、マウスピース型矯正装置で対応できる範囲か、ワイヤー矯正の方が確実に動かせるかという判断材料がそろいます。
ワイヤー矯正の期間も、この設計で見えてくる移動距離と、歯の傾きを起こす必要があるかどうかで幅が出ます。歯を並べるためのすき間をどう作るかという方針も、診断時に決まる要素と言えるでしょう。
「カウンセリングで装置を決めてしまっていいのだろうか」と迷う方もいらっしゃいますが、順序としては診断が先にあり、そこから装置と期間、総額が導かれます。この流れを説明してもらえるかどうかが、見積もりの根拠を確かめる手がかりになります。
カウンセリングで示される金額は、あくまで口の中を見た範囲での概算であり、検査後の見積もりとずれることがあります。概算は「おそらくこの装置でこのくらい」という前提に立っているため、骨の状態や歯根の傾きといった見えない情報が加わると、前提そのものが変わる場合があるためです。
2つの医院で提示額が離れていた場合、片方が検査後の確定額で、もう片方が概算だったという可能性も考えられます。同じ土俵で比べるには、どの段階の金額なのかをそろえる必要があります。
精密検査込みの矯正相談であれば、画像と分析結果を見ながら装置の候補と期間、総額の根拠を確認できます。数字の違いが装置の差なのか、含まれる処置の差なのかが、ここでようやく判別できるようになります。

矯正の費用に医院ごとの違いが生まれる主な理由は、装置の種類、見込まれる治療期間、そして見積もりに含める項目の範囲が異なるためです。同じ前歯のでこぼこに見えても、歯を並べるために必要な移動量や抜歯の要否が違えば、選べる装置も通院回数も変わってきます。
金額の数字だけを横に並べても判断できないのは、比較の土台がそろっていないからです。精密検査料や調整料、治療後の保定装置の費用が総額に入っているのか、別請求になるのか。ここを確認するだけで、見かけの差がかなり縮まることもあります。
「安い方には何か理由があるのでは」という不安は、内訳を1つずつ照らし合わせることで解消へ向かいます。費用の違いは医院の良し悪しではなく、提案されている治療計画そのものの違いを映している、という見方ができるでしょう。
当院では、治療方針を決める前の診査と診断に時間をかけ、患者様ご自身が内容を理解したうえで選べる状態を目指しています。カウンセリングルームを設けており、検査で得られた資料を見ながら、なぜその装置が候補になるのかをお話しする時間を確保しています。
当院には高性能なCT撮影装置があり、歯を支える骨の厚みや歯根の位置を立体的に把握したうえで、動かせる範囲を検討しています。矯正ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)に対応しており、歯並びの状態によってはお口全体の健康状態を整えてから進める判断をすることもあります。
歯ぐきの炎症や虫歯が見つかった場合、その対応を含めた道筋をあらかじめご説明します。希望するゴールに合わせて選択肢を並べ、総額の見通しを共有したうえで進めていく流れをとっています。
見積もりの金額で判断を保留している段階こそ、ご自身の歯列が実際にどういう状態なのかを知る価値があります。前歯のでこぼこが「並べるスペースの不足」によるものか、顎全体の位置関係が関わっているのかで、提案される装置も期間の見通しも変わるためです。
仕事帰りや休日に通えるかどうかも、通院回数が続く矯正では現実的な検討材料になります。白井市や西白井周辺で矯正を考えている方、2院以上で違う説明を受けて迷っている方も、一度ご相談いただければ現状を整理するお手伝いができます。
オリオン歯科医院 西白井本院では、矯正歯科治療のご相談に対応しています。精密な検査を経て初めて見えてくる情報は少なくありません。数字の比較で止まっていたものが、ご自身の歯の状態という具体的な材料に置き換わることで、判断の軸が定まっていきます。
監修:医療法人社団 櫻雅会
オリオン歯科医院
住所:千葉県白井市大松1丁目22-11
電話番号☎:047-491-4618
*監修者
医療法人社団 櫻雅会 オリオン歯科医院
ドクター 櫻田 雅彦
*出身大学
神奈川歯科大学
*略歴
・1993年 神奈川歯科大学 歯学部卒
日本大学歯学部大学院博士課程修了 歯学博士
・1997年 オリオン歯科医院開院
・2004年 TFTビル オリオンデンタルオフィス開院
・2005年 オリオン歯科 イオン鎌ヶ谷クリニック開院
・2012年 オリオン歯科 飯田橋ファーストビルクリニック開院
・2012年 オリオン歯科 NBFコモディオ汐留クリニック開院
・2015年 オリオン歯科 アトラスブランズタワー三河島クリニック 開院
*資格・所属
・インディアナ大学 JIP-IU 客員教授
・コロンビア大学歯学部インプラント科 客員教授
・コロンビア大学附属病院インプラントセンター 顧問
・ICOI(国際口腔インプラント学会)認定医
・アジア太平洋地区副会長
・AIAI(国際口腔インプラント学会)指導医
・UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)インプラントアソシエーションジャパン 理事
・AO(アメリカインプラント学会)インターナショナルメンバー
・AAP(アメリカ歯周病学会)インターナショナルメンバー
・BIOMET 3i インプラントメンター(講師) エクセレントDr.賞受賞
・BioHorizons インプラントメンター(講師)
・日本歯科医師会
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・日本臨床歯周病学会 認定医
・ICD 国際歯科学士会日本部会 フェロー
・JAID(Japanese Academy for International Dentistry) 常任理事