オリオン歯科医院です。
本日は歯周病と全身疾患についてお話します。

 

歯周病は口の中だけの病気と軽く考えてはいけません。歯周病が全身のさまざまな病気に関わっていることが分かってきています。

 

 

《脳…脳梗塞・認知症》
歯周病菌などの細菌感染により血管内にプラークができ血管が詰まることで、動脈硬化が促進されます。

この動脈硬化は脳梗塞を引き起こす原因となるのです。
また、歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いとも言われています。

 

歯周病が進むと歯の周りの歯ぐきや骨が溶けてしまいます。その結果、噛む力が衰えて脳への刺激が少なくなり、認知症のリスクが高まります。

 

 

《心臓…狭心症・心筋梗塞》
脳と同様に、歯周病菌などの細菌感染によって動脈硬化が促進されると血管が細くなり、狭心症や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まります。

 

 

《肺…肺炎》
喉の筋力が低下し、食べ物を飲み込んだ際に気管支に入ってしまうことがよくあります。
その結果、炎症を起こす肺炎を「誤嚥性肺炎」と言います。

 

誤嚥性肺炎を起こした患者さまの肺からは、歯周病原因菌が高頻度で見つかることから、歯周病と肺炎に強い関連性があるとされています。

 

 

以上となります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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